美濃焼バーチャルオープンファクトリー

美濃焼VRとは

美濃焼とは、主に土岐市、多治見市、瑞浪市で作られるやきものです。

大まかにですが、エリアで特徴が違います。

原料業を中心とした瑞浪市、商社業を中心にした多治見市、そして土岐市は、主産地と呼ばれ、製造業が中心となっています。

1400年前、飛鳥時代をルーツに始まった美濃焼の歴史は、安土桃山時代に、茶の湯の芸術性を高めた美濃焼が登場することになり、以来、試行錯誤の中、多種多様なものづくりが行われていて、その多様さと出荷額は、長らく日本最大と呼ばれてきました。

しかし、ものづくりは、今、過渡期を迎えています。
これまで続いてきた1400年。

これから1000年続けていくためにも、もっと今の美濃焼を伝えなければいけない。

そう考える中で、美濃焼を伝える手段として、
美濃焼バーチャルオープンファクトリーを創りました。

かつて大量生産のための分業産地だったこの地のものづくりは、
分業の姿を残しながらも、それぞれが企業努力の中で、
独自のものづくり、体制を構築しつつ、
未来へものづくりを繋げていくために、
日々尽力しています。美濃焼の多様性を感じていただき、
産地への興味を持っていただけたなら、
今後行われる、リアルオープンファクトリーへと、足をお運びいただければ幸いです。

そして未来へ、この地のものづくりを繋いでいきたい。

美濃焼バーチャルオープンファクトリーを体験いただいた先に、
土岐の地で、みなさまにお目にかかれること、楽しみにしています。

それでは、美濃焼バーチャルオープンファクトリーを、お楽しみください。

美濃焼バーチャルオープンファクトリー

01

有限会社妻木日陶産業

妻木町にある釉薬メーカーです。釉薬メーカーの魅力はその多彩な色づくりと、再現性。 同じ色でも陶器を焼く窯によって、色の出方がちがうため、その調整力が何よりも魅力。

02

黒田製型所

陶器の型をつくっている石膏型メーカー。量産陶器は、実は様々に型があって、その型によって成形され、つくられています。石膏でガシガシ型をつくり出していく様子は、男心をくすぐります。

03

原平陶苑

明治時代より抹茶碗を中心に茶道具を作陶しています。近年ではセカンドブランド、ロバ工房を立ち上げ、 皿、カップ、ペンダント等クラフト作品にも力を入れております。

04

丸仙化学工業所

タイルと器を製造しているメーカーです。こちらの会社は、原料の調合から出荷までの一貫生産を行っている珍しい会社です。また湿式製法を採用しており、焼き物ならではの個性や質感を全面にだした、高度なものづくりは必見。

05

伸光窯 金多田中製陶所

分業が多い土岐市のメーカーの中で、こちらの窯は、製造を集約し、窯元の中で一連のものづくりができるようにしてきた窯です。自社商品の開発にも力をいれています。

06

有限会社 山善陶料所

土岐市にある製土メーカーです。陶磁器に使う土って、そもそもどこから来てるのか、とか、誰かがつくっているとか、考えたことありますか?実は、山から掘ってきた土をブレンドしている会社があるのです。

07

角山製陶所

創業明治30年の老舗。手づくりで一つ一つ丁寧に器をつくっています。創業当時からある建屋は趣あり。陶芸体験、絵付け体験ができます。団体の受け入れも可能で、観光バスが2台駐車できます。

08

カネ定製陶 株式会社

昭和7年の創業より駄知町の得意分野である「どんぶり」を中心に、機械での量産化を発展させ成長してきました。 時代と共にブライダルギフト、雑貨、量販、営業用食器にも力を注ぎ、様々なジャンルに応えられるメーカーです。

09

晋山窯ヤマツ株式会社

明治元年創業の陶磁器メーカーです。磁器土を使用した業務用の煎茶器を主力商品としながら新しいものづくりにも積極的に取り組んでいます。茶器「フラスタム」が ドイツの権威ある国際デザイン賞“red dot design awa […]